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最終更新日:2013年9月06日(金)


あなたの担う6分間 命をつなぐ救命手当




 あなたの担う6分間

命をつなぐ救命手当


家にいるとき、外出しているとき、私たちはいつどこで、けがや病気に襲われるか分かりません。例えば、目の前で人が倒れたとき、救急車が到着するまでの間に適切な手当が行われないと、場合によっては、命にかかわることがあります。大切な命を救うために必要なのは、途切れることなく迅速に行われる手当の連鎖です。救急車が到着するまでの時間にあなたにできること。それが救命手当です。

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あなたの担う6分間 命をつなぐ救命手当
~Flashで学ぶ心肺蘇生法~

Flashで学ぶ心肺蘇生法
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 119番通報があってから、救急車が現場に到着するまでの平均的な時間は、およそ6分。一方、「カーラーの救命曲線」によると、心臓が止まってしまった人が3分間放置された場合、その後の手当で助かる率は、およそ50%まで下がるとされています。

 大切な命を救うためにも、こうした状況に置かれたとき、あわてずに、すばやく適切な手当ができるよう、救命手当の基礎知識と手順を知っておく必要があります。

◆3分間が命とり~カーラーの救命曲線とは
 カーラーの救命曲線は、人間が呼吸や心臓の停止、大量の出血などの緊急事態に置かれた場合の経過時間と死亡率の関係を示したもので、1981年に仏のM・カーラー教授により報告されました。

 例えば、心臓が停止した人が3分間放置された場合、その後の手当で助かる率は50%。同様に、呼吸が停止した人の場合も、10分間放置されることで50%が助からなくなるといわれています。
(図表)カーラーの救命曲線(改変)


1.意識を調べる
 倒れている人の耳もとで声をかけ、軽く肩をたたいてください。目をあけたり、何らかの反応があったりしたら「意識あり」。何も反応が返らないようなら「意識なし」と判断し、すぐに119番に通報し、救急車を呼んでください。

2.気道の確保~呼吸を調べる
 意識がなかった場合、まずは気道を確保し、相手の呼吸を確かめます。

 片手を相手の額に当て、もう一方の手の人さし指と中指で、あごの先を持ち上げてください。首などにけがをしていることが疑われる場合は、無理に頭を反らせず、首を左右にひねらないよう注意して、下あごのみを持ち上げます。

 気道を確保したら、相手の鼻と口にほおを近づけ、すばやく呼吸を確認します。その際、相手の胸が上下しているかどうかも、同時に確認してください。

 呼吸音や呼気、胸の上下の動きなどが確認できなかったり、あるいは不十分だったりする場合には「呼吸なし」と判断し、すぐに人工呼吸を行います。呼吸が十分ある場合には、楽な姿勢を取らせて、様子を見ましょう。
3.人工呼吸
 呼吸がなかった場合、相手の肺に空気を送り込むための人工呼吸を行います。

 気道を確保したまま、額に当てたほうの手を使って相手の鼻をつまみます。口を大きく開けて相手の口を覆い、空気が漏れないようにして、1回2秒かけてゆっくりと息を吹き込みます。2回吹き込んだら、「循環のサイン」を確認します。

注 相手や自分の口の周りに傷や出血があって人工呼吸ができない場合には、後述の心臓マッサージのみでも構いません。

4.循環のサインを調べる

 人工呼吸を行ったあと、以下のような循環のサインがあるかどうかを、10秒以内に調べます。

  • 呼吸やせきをしているか
  • 身体に何らかの動きが見られるか

 もしも、このサインが見られない場合には、直ちに心臓マッサージを行います。


5.心臓マッサージ~心肺蘇生(そせい)法の実施
 心臓マッサージは、胸骨(胸の中央の骨)の上から心臓を圧迫し、外部から血液の循環を促す手当です。 

 まず、胸部の一番下のろっ骨に、人さし指と中指の2本の指で触れ、そのままろっ骨の淵に沿って胸の真ん中まで移動させます。左右のろっ骨が合わさる部分の指1本頭部側が圧迫するポイント。添えた手の上に他方の手を重ね、ひじをまっすぐに伸ばして、手の付け根の部分で相手の胸を垂直に3.5~5センチメートル圧迫します。1分間に100回の速さで、15回行います。

 心臓マッサージは、通常、前述の人工呼吸と合わせて行います。これを「心肺蘇生法」といいます。

 心肺蘇生法では、15回の心臓マッサージと2回の人工呼吸を1サイクルとしており、その際、人工呼吸は5秒に1回、2秒かけて吹き込みます。この15:2のサイクルを4回繰り返したところで、もう一度循環のサインを確認します。

 循環のサインが確認できた場合には、楽な姿勢を取らせ、様子を見ます。サインが確認できない場合、救急隊員が到着するまで、繰り返し蘇生法を行ってください。


心肺蘇生(そせい)法のサイクル

【人工呼吸】

まずは気道の確保

→ゆっくりと2秒間息を吹き込む(5秒間隔)

→2回吹き込んだら循環のサインをチェック
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【心臓マッサージ】

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圧迫するポイントに手を重ね、1分間に100回の速さで15回、胸骨が3.5~5cm程度沈み込む程度に圧迫する

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【救命の連鎖】
 大切な命を救うためには、すべての場面での途切れることのない迅速な処置が必要です。救急救命士の高度な応急処置も、現場での迅速な手当がなければ効果がありません。「救命の連鎖(Chain of Survival)」は、こうしたつながりの重要性を表したものです。

 事故や病気で倒れた人を救えるのは、目の前にいるあなた。全国の消防署で行われている応急手当の講習会などを通じて、いざというときにあわてることのないようにしておきましょう。
 あなたの行動が、命を救う第一歩です。
「救命の連鎖」(Chain of Survival)
早い通報 おちついて、はっきりと119番に通報する
早い応急手当 救急車の到着前に心肺蘇生法などの応急手当を行う
早い救急処置 救急救命士等の行う除細動などの高度な応急処置
早い医療処置 医療機関における医療処置
関連ホームページ
外部リンク・新しいウインドウで開きます。消防庁
外部リンク・新しいウインドウで開きます。(財)救急振興財団

お問い合わせ先
 企画総務課主査(医療薬務)
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