簡易更新で草地をリフレッシュしよう

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簡易更新で草地をリフレッシュしよう 

 

 

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草地の植生悪化は、牧草の栄養価や嗜好性の低下を招く原因になっています。しかし、完全更新は、費用と時間がかかることが課題です。
 そこで、比較的取り組みやすい簡易更新について作溝法、表層撹拌法の事例を紹介します。

 

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写真1 作溝播種機の調整作業 

 

 1 作溝法 

 専用の播種機(写真1)などで、溝を切る方法です。比較的手軽で、トラクタと播種機があれば施工できます。近年は雑草が侵入した草地へペレニアルライグラスなどを追播する取り組み事例が多く見られます。 

 

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写真2 作った溝から発芽 

 

(1)播種時期
 早春、1番草・2番草収穫後、または初冬期(フロストシーディング)など干ばつ期以外であれば施工可能です。

(2)播種量
 通常の更新と同量の10アール当たり2~2.5kg程度で播種します。発芽後の状況は、プラウ耕の約半数の発芽個体数が確保されます(表1)。 

 

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(3)発芽後の特徴
 草種によっては発芽後の定着や植生の改善まで時間がかかりますが、草地をそのまま使用しながら改善できるメリットがあります(写真2)。 
 

2 表層撹拌法

   表層撹拌には、ロータリー耕等もありますが、今回は重デスクを使った釧路市音別町の事例を紹介します。

【事例1 放牧地施工】
 傾斜地のため除草剤を散布しないで、重デスクハローを数回かけ、ローラーで鎮圧後ブロードキャスターで播種し再度ローラーで鎮圧しました。(写真3、4

 

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写真3 放牧地での施工

 

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写真4 播種年秋の様子

 
【事例2 採草地】
 除草剤で枯殺処理した後、デスクハローを数回かけて、ローラー鎮圧後ブロードキャスターで播種し、ローラー鎮圧しました(写真5)。 
 

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写真5 採草地デスク更新

 
 皆さんも取り組んで見ませんか? 詳細は普及センターまで。 

 

 

 

 

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