乾乳期の適切な飼養管理

乾乳期の適切な飼養管理 

 

 

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 乾乳期とは妊娠中の乳牛の搾乳を休む期間を言いますが、これは単なる牛の休養期間ではありません。
 乾乳期の飼養管理がうまくいかないと、疾病の発症、繁殖成績の悪化を招きます。特に分娩前後に発生する疾病は乾乳期の飼養管理と関係が強いです。これらの疾病を防ぐためにも、乾乳期の適切な飼養管理を行いましょう。 
 
乾乳期間中の管理ポイント

 乾乳期は、乾乳前期(乾乳直後~分娩3週間前まで)と乾乳後期(分娩3週間前~分娩まで)の2つの期間に分けて飼養管理することが推奨されています。
 前期は酷使された乳腺を休息・回復させるための期間で、ルーメン微生物に負担をかけないよう、緩やかに飼量の濃度を落としていく期間です。後期は分娩後の穀物給与に向けてルーメンを慣れさせる、胎子への栄養供給するため、徐々に飼量の濃度を高くする期間です(図1)。 
 また前期と後期を通して、乾乳期間中はなるべくBCSを変化させない飼養管理が望ましいです。

 

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図1 乾乳期のエネルギー給与イメージ(出典:移行期を科学する)

 

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