「ヒヤリ」は、危険シグナル農作業事故を防ぎましょう!
6月は、農作業事故の発生が最も多い月です。
この時期は、収穫作業、運搬作業などが集中し、また牛舎仕事もあり、疲れやあせりが生じ、農作業事故につながりやすくなります。
慣れた作業でも過信せず、みんなで声をかけあい、農作業事故を防ぎましょう!
1 エンジンは必ず止めて!
収穫作業における事故で最も多いのは、巻き込まれ事故です。回転部に石や草等がはさまった時は、必ずエンジンを停止!
2 機械の周辺に注意!
作業を始める時、機械の前進・後進時にまわりに人がいないか確認しましょう。
また、補助作業者は常にオペレーターの見える位置にいることを心がけましょう。
3 搾乳作業や牛の移動時は、牛の動きに注意!
牛に足を踏まれたり、牛に押されて転倒する事故が多く発生しています。
- 必ず牛の体に触ってから、牛の間に入りましょう
- 牛を驚かせないようゆとりを持って行動しましょう
- 無理な追い込みはやめましょう
- 隣の牛にも、注意しましょう
4 湿った通路で、足を滑らせて転倒する事故に注意!
水や糞尿などで濡れている床は、滑りやすく事故につながりやすくなります。石灰をまいたり、風通しを良くし、乾燥を心掛けましょう。
また、畜舎内が暗いと、牛の行動が見えず、対応が遅れ、事故につながります。畜舎全体を明るくしましょう(早めの点灯、壁や天井に石灰塗布して、白くするなど)
5 夕方の搾乳時間帯に農作業事故が多く発生!
「あせり」や「集中力の欠如」は事故のもと。
体力・年齢にあった無理のない作業計画と適宜休憩を取り、リフレッシュした気持ちで作業を行いましょう。
(この情報は、2018年6月に厚岸郡(厚岸町・浜中町)の農業者向けに発信したものです。)