作業環境を見直して、農作業事故を防ぎましょう
万一事故が起きると、本人が痛いだけでなく、日々の作業に支障が出たり、最悪は営農中止に繋がることにもなります。「うっかり」や「ぼんやり」は誰でも起こりうるものです。集中力が切れた時でも「事故にあわない環境を作ること」が事故防止に重要です。
1 作業場所の整理整頓
整理整頓、清掃 作業現場をきれいにしておく事は、見た目をきれいにするだけではなく、作業効率を高め、安全な仕事をするために重要な仕事のひとつです。
2 危険箇所の改善
牛の動きで作業姿勢が崩された時、そこに鋭利な突起物があったり滑りやすかったりという要因が重なると事故が起きます。気をつけて作業することでカバーするのではなく、危険箇所は補修しましょう。すぐ補修できなければ、危険を知らせる表示をして注意喚起し、事故を防止しましょう。
3 安全靴・安全長靴の着
酪農現場では、牛に足を踏まれるといったことは日常茶飯事だと言われますが、骨折など決して軽くないケガをしている方もいます。牛の行動を予測できないことがある以上、踏まれることを前提に身を守ることが重要です!
4 「ヒヤリ・ハット」の情報を伝達・共有しよう
作業者の誰もが一度は感じたことがある「ヒヤリ・ハット」や「危険」。これを作業者全員で共有化することで事故防止に繋がります。
「自分は大丈夫」と思わず、「自分と家族・従業員を守る」という意識で、農作業安全に取り組みましょう。
この情報は、2019年8月に厚岸郡(厚岸町・浜中町)の農業者向けに発出したものです。