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ホーム > 産業振興部 > 釧路農業改良普及センター >  子牛を下痢の原因菌から守るためには


最終更新日:2019年11月12日(火)

子牛を下痢の病原菌から守るためには

 子牛が下痢をしてしまったら、初生雄子牛の出荷が次週に持ち越してしまった。個体販売価格も上がらないなど嬉しくないことばかり。下痢はさせたくありません。

 下痢をさせない条件は、子牛がストレスを受けない施設と栄養状態、そして子牛の周りに病原菌が存在しないことだと考えられます。

 今回は病原菌を減らす取り組みとして、消毒方法について調べてみました。

消毒薬の種類と注意点

   主要な消毒薬の種類と効果および注意点を表1に記しました。どの消毒薬も一度にすべての菌を死滅させる訳ではないため、こまめな消毒が必要となります。可能であればハッチなど施設の消毒前の水洗いと乾燥も消毒前に行うと、効果的です。注意点としては消毒薬によって高温や有機物の混入で効果が低下する薬剤や、混合すると中和し効果が無くなる薬剤もあります。主な下痢の原因菌に対する消毒薬の効果は表2のとおりになっています。

表1 消毒薬の効果と注意点

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表2 原因菌に対する消毒薬の効果

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自分でできる消毒事例(育成舎消毒)

実施薬剤

・デオドラントH(水酸化カルシウムとゼオライト(アルカリ剤pH12.4))   

必要な機材   

   

  ・コンプレッサー(圧力0.8MPa・容量25ℓあれば使えます。オイルレスのものを推奨)   

  ・エアホース

  ・リシンガン

  ・エアーカプラ

  ・電動ドリルと攪拌棒

  ・60ℓバケツと手おけ

 

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  写真1 必要な機材


工程 


    ・塗布箇所の清掃

    ・水:デオドラント資材=2:1に調整(施工場所や気候によって異なります。)。

    ・散布(マスクとゴーグルを着用)   

     

注意点

粘土が高いとリシンガンに詰まりやすい。

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写真2 リシンガンを用いた石灰塗布

 

この情報は、2019年8月に標茶町・釧路町・弟子屈町の農業者向けに発出したものです。

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