冬のエゾシカによる食害調査実施中
~注意!冬でもあなたの草地は狙われています~
エゾシカを放牧しているのかな?と思うくらいエゾシカの群れが牧草地にいる光景をよく目にしませんか。当センターでは(独)道総研道東野生生物室の協力を得て、牧草の食害調査を行っています(写真1, 2)。
平成29-30年の2年間、鶴居村のA農場で調査を行ったところ、1番草と2番草において食害率が20-40%ありました。この結果を聞いた農業者は「食害は認識していたけれど、こんなに食べられていたとは!」と驚いていました。
現在、特に食害の多い新播草地にて冬期調査中です(写真3, 4)。今後は、このデータをまとめ、関係機関と協力しながら、エゾシカから草地を守る方法の検討および提案を行っていきます。
写真1.簡易枠を設置し、枠内外の収量の差で食害率を調査
写真2.設置した監視カメラに写った鹿の群れ
写真3.100頭ほどの鹿の群れの食害により雪がない新播草地
(奥の古い草地は一面雪に覆われていた)
写真4.牧草地に散乱した鹿の糞
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