ボディコンディションスコア(BCS)調査を活用した牛の栄養改善支援
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普及センターでは、A牧場からの「個体乳量の増加を目的にエサの内容を変更したので、牛の栄養状態を確認したい」という要望から、BCS調査を月に1度、農業者の方と共に実施しています。BCSは、牛の太り具合・痩せ具合の程度を2.5~4.0の7段階数値で表した指標であり、数値が高いほど過肥となります。このBCSにより、牛の栄養状態を把握できます。
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BCS調査の様子
またA牧場に対し、個体乳量やBCS調査の結果を参考に、エサ量の調整についてアドバイスを行っています。調査当初は痩せた牛が多い状態でしたが、現在では適正なBCSを維持しています。また、冬季は寒さによる牛のエネルギー消費が多い季節ですが、BCSの変動は少なく(図1)、栄養が充足するようになりました。
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図1 BCSの推移
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BCS:3.25
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今後もBCSを活用し、A牧場での個体乳量増加に向けた支援を実施していきます。
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