釧路の石炭ページ

釧路の石炭

 釧路では、日本で唯一の坑内掘炭鉱として、平成14年4月から釧路コールマイン株式会社が、海底下から石炭を生産しています。
 このページでは、釧路における石炭のあらまし、現在、国内で唯一稼働している坑内掘炭鉱の魅力などをご紹介します。

1.釧路炭田のあらまし

 釧路炭田は、十勝東部の浦幌町、釧路管内の釧路市、白糠町、釧路町、厚岸町と釧路沖を含む広い範囲に広がっており、その埋蔵炭量は約20億トンあり、北海道では石狩炭田(64億トン)に次ぎ、日本全体では筑豊炭田(25億トン)に次ぐ第3の大炭田です。

 1887年頃から、釧路炭田では石炭の近代的採掘が進められ、1920年、木村組春採炭鉱と三井鉱山釧路炭鉱の合併により「太平洋炭礦(株)」が誕生、最盛期(1977年度)には年間261万トンもの石炭を生産していました。

 1970年代以降、石油が多く使用されるようになり、道内の大手炭鉱が次々と閉山する中でも石炭の生産を進めていましたが、2002年1月30日に閉山。翌日から地元企業出資の新会社「釧路コールマイン(株)」に生産が引き継がれ、現在に至っています。

釧路の炭鉱

2.釧路コールマイン ~国内唯一の坑内掘り稼行炭鉱~

「掘り出せ、釧路の海底(そこ)ヂカラ」

 国内で唯一の坑内掘炭鉱として、平成14年4月から操業を開始。現在の石炭生産量は約25~30万トンとなっており、主に令和2年12月から営業運転を開始した釧路火力発電所に供給しているほか、道内の製糖工場やでんぷん工場などに供給しています。

ー釧路コールマインの主な事業ー

・採炭事業

 2002年の設立時は年間70万トン、近年は釧路火力発電所など地元向けに特化し、約25~30万トンの生産となっております。

・研修事業

 平成14年度から、中国、ベトナム等の産炭国における生産・保安技術の向上を図り、我が国への安定供給確保を図ることを目的とした産炭国の技術者の受入研修が釧路炭鉱を活用して実施されています。

3.釧路の石炭の歴史、現代を見る・学ぶ

【石炭の歴史などを学べる施設】

 ~坑内で使われている石炭を掘る機械が模擬坑道に展示されています。

・白糠炭田石炭資料室(白糠町西庶路東1条北1西庶路コミュニティセンター2階)

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