-高齢者のいのちとくらしを守る-
~SOSネットワークをご存じですか?~
1 SOSネットワークとは?
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加齢に伴い、記憶力や判断力が低下すると、道を間違えて家に帰れなくなったり、自分がどこにいるのかわからなくなってしまうことがあります。
そのような高齢者を地域ぐるみで、すみやかに発見・保護し、その後の生活を支援していくネットワークシステムです。
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*釧路管内では、年間約50名の高齢者がSOSネットワークで警察に保護されています。
2 SOSネットワークを利用するには?
高齢者の行方がわからなくなった時、できるだけ早く最寄りの警察署に連絡してください。
お住まいの住所 |
連 絡 先 |
電話番号 |
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釧路市(音別、阿寒を含む)釧路町・鶴居村・ 白糠町 |
釧路警察署 |
生活安全課 |
(0154)23-0110 平日・・・内線261・262 土日祝・・・内線456 |
厚岸町・浜中町 |
厚岸警察署 |
刑事生活安全課 |
(0153)52-0110 |
標茶町・弟子屈町 |
弟子屈警察署 |
刑事生活安全課 |
(015)482-2110 |
<連絡を受けた時>
・警察署は、家族の了解のもとに、協力機関と連携し、早急な発見・保護に努めます。
・発見、保護後は、各市町村担当者、ケアマネージャー等が訪問し、本人や家族の要望に応じて支援を実施致します。
*警察が受けた利用情報は、個人情報保護法第23条第2号に基づき人命保護のため、お住まいの市町村担当課に情報提供されます。(但し、個人情報が漏洩することはありませんので、安心してご利用ください。)
3 ご家族の方へ
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○ 最近、物忘れが多くなっていませんか。高齢になると記憶力・判断力が低下し、道に迷ったり、自分の家がわからなくなったりする場合があります。(認知症かもしれません)
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○ もしも、行方がわからなくなった場合には、親戚や友人の家、よくでかけるところへまず確認をしてください。(以前すんでいたところへ行く場合も、よくあります。)
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○ それでも見つからない場合は、すみやかに警察署へ連絡してください。
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夜間になると捜しづらくなり、連絡が遅れるに従い、発見までの時間が長くなります。
4 一般の方へ
・もし、このような方を見かけたら、まずは優しく「こんにちは」と声をかけてください。
☆ちぐはぐな服装や履き物(季節はずれの服装、パジャマやスリッパのまま外を歩いている)
☆服の衿や持ち物に名前や連絡先が書かれている。
☆会話のつじつまが合わない(何かたずねても違う答えが返ってくる等)
<話しかけるポイント!>
・急に近づいたり、大声で話しかけたりすると驚いたり、混乱してしまいます。
1 まずは、優しく「こんにちは」など挨拶してみてください。
2 「お出かけですか」、「何かお困りなことはありませんか?」、「何かお手伝いしましょうか?」など、話しかけてみてください。
3 名前や住所が答えられなかったり、行き先がわからない場合は、警察に連絡し、警察官が来るまでそばについているか、最寄りの交番まで案内してあげてください。
4 汗をかいていたり、のどが渇いている場合には、水分補給をしてあげてください。
認知症の方は、上手に自分の状況を理解し、説明することが難しい場合があります。
だから、助けが必要です。
誰かが、気軽に優しく話しかけてくれることを待っているかもしれません。
・協力機関や団体、仕組みなどは、各市町村のSOSネットワークによって異なります。
<問い合わせ先>
釧路保健所 健康推進課 健康支援係
電話 0154-65-5825