アブ対策を考えよう

 気温が高くなるとサシバエやアブなどの吸血昆虫が活動を始めます。吸血昆虫は牛にストレスを与え、採食量低下や乳量低下を引き起こすだけではなく、BLV(牛伝染性リンパ腫)などの伝染病を媒介するため、早めに対策し、個体数を減らすことが重要です。

~アブについて知る~

表 アブについて

~対策について~

 ハエ類の防除では、成虫よりも数的割合が高い卵や幼虫段階での駆除が基本となりますが、アブの幼虫は移動しながら広範囲に生息するため、卵や幼虫に対する薬剤散布が難しく効果が期待できません。
 そのため、幼虫時の効果的な防除方法はなく、成虫に対する防除がメインになります。

○アブトラップの利用

・自作可能なものや設置が容易なものなど様々
・放牧地やパドックに設置して使用する 
※放牧地の中に設置する場合は柵で囲うと牛にいたずらされにくい
・日が当たる場所に設置し、機材が目立つように周囲は除草する


下写真のように破損してしまったアブトラップはありませんか?
・破損の程度にもよりますが、たこ糸などで縫い合わせることで、
修理することが可能です

写真 アブトラップの修復前後

○薬剤の利用(耳標型寄生虫駆除剤)

・薬剤が含まれた耳標型寄生虫駆除剤を片耳1枚ずつ1頭あたり2枚装着する
・牛同士の接触により、薬剤成分が体表に付着・分散することで効果を発揮します
・効果期間が6ヶ月程度なので、6月下旬頃に放牧地やパドックで飼養する牛への装着で効果があります

写真 耳標型寄生虫駆除剤(赤いイヤータグ)

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