ギシギシありませんか?
春、雪解け後の草地を見渡した時、越冬したギシギシが 見られないでしょうか?
エゾノギシギシ等のギシギシ類(写真)は、残った株や根からの再生、種子の発芽など様々な方法で繁茂することで草地が衰退し、牧草の収量低下に繋がっていきます。
また、ギシギシ類にはシュウ酸が含まれるため、牛の嗜好性が低く、牧草の収穫時にサイレージ原料に混入すると変敗による発酵品質の低下やカビの発生原因にもなります。
このため、早期に防除することが草地管理や経営の上でも重要となります。
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写真 草地に侵入したギシギシ類(5月)
ギシギシ類の防除方法
春にギシギシ類の防除に使用できる薬剤にアージラン液剤(アシュラム液剤)があります(表参照)。
アージラン液剤を春処理で使用する場合、ギシギシ類の栄養成長期(採草14日前まで)に合わせて散布しましょう。
散布時期は5月上旬から下旬までです。アージラン液剤はギシギシ類の葉の表面に付着することで効果を発揮します。葉が手のひら大の大きさになった頃から草丈が20cmになるまでの間に散布すると効果的に防除することができます。
もし、ギシギシ類が草地全体に発生せずに特定の場所に集中して発生している場合には、アージラン液剤を局所的に散布して防除することも有効です(表参照)。
なお、局所散布した際には周辺の牧草を飼料にしないように注意しましょう。
表 草地(経年)の春処理におけるアージラン液剤の使用上の注意事項等

防除後について
ギシギシ類が枯れた後は、裸地となります。このまま放置しておくと新たに雑草が侵入するので、牧草種子を追播して裸地化を防ぎましょう。
薬剤を使用する際には薬剤容器のラベル表示を確認するとともに、農薬登録情報提供システム等のWebサイトで最新の情報を確認しましょう。
この情報は令和8(2026)年5月に地域(弟子屈町・標茶町・釧路町)の農業者向けに発出した技術情報です。

