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森林・林業再生プラン実践事業

森林作業員の育成・作業環境の整備

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・森林専門作業員の育成

 鶴居村森林組合では、従来は直営事業班を持たず民間事業体への下請け発注により事業を実施してきましたが、実践事業の実施に伴い直営班を組織し、トラクターを中心とした作業システムを組合直営で実施する体制を整備しました。

 森林専門作業員として新規採用し、従来の職員と合わせて、導入した機械メーカー及びドイツの林業専門作業員養成機械における技術研修を受け、ウインチ付き林業用トラクターを中心とした作業システムにおいて重要なチェンソー技術習得、安全管理、機械の操作とメンテナンスなどのオペレーター訓練を受け、機械導入後即作業できる体制を整備しました。

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(ドイツ・オーストリアにおいて技術研修)

・安全確保に向けた教育

 実践事業においてはドイツ・オーストリアの林業技術の習得だけではなく、安全確保に対する高い意識を学びました。 

 ドイツ・オーストリアでは、木材生産性の追求だけではなく、作業員の安全性に対して高い意識があります。特に林内作業における安全管理や安全教育を重視しており、作業技術はもちろん、作業服や道具に対しても安全性に対する高い意識があります。

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(左:安全基準を満たした作業用装備、右:切断性能試験状況)

 鶴居村森林組合においても、現地研修において安全確保の重要性を再確認し、作業員に対する安全教育及び作業員の安全性向上を図る環境整備に努め、ドイツの州林政部門の制服に指定されている安全服の導入などを進めています。

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(導入した作業用装備)

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(作業状況)

 

・作業環境、社会的地位の向上

 職員の技術力向上に向けた取り組みや安全に対する林業用トラクターの導入による機械化の推進、トラクターウインチを繊維系の軽量な物に改良するなど、鶴居村森林組合においてもさまざまな作業環境向上に向けた取り組みを進めています。

 今後も林業作業員の労働環境向上とともに、社会的地位の向上を図ることで後継者育成が進み、林業・木材産業の発展につながるものと思います。

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(繊維系ウインチワイヤーの導入…作業労力軽減)
 

 また、作業システムの根幹として機能する林内路網の整備は、システムの効率化のみではなく、現場移動労力軽減など作業労働環境の向上と、安全性の向上に大きく寄与します。

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