ノロウイルスによる食中毒に気をつけましょう

 

 

ノロウイルスによる食中毒に気をつけましょう


 

 


ノロウイルスによる食中毒に気をつけましょう
 
 ウイルスによる食中毒も、細菌による食中毒と同じように食品に付着しているウイルスを摂取することにより発症します。食中毒の原因となるウイルスは、ノロウイルス、ロタウイルス、アストロウイルス、A型肝炎ウイルスなどがあります。その中で発生件数、患者数ともに多いのがノロウイルスによるものです。
ノロウイルスとは何か?  ノロウイルスは、直径が38ナノメータ(1ミリの100万分の38)の小さな、球形のウイルスです。電子顕微鏡を使わないとその形態を観察することができません。 
原因となる食品等は何か?
どのように感染するか?
二枚貝  ノロウイルスは河川や海の中にいて、プランクトンと一緒に二枚貝に取り込まれます。
 これを生で、または十分加熱せずに食べた場合。
非加熱食品  何らかの経路で、あるいはウイルスに感染している人の糞便から手を介して、加熱調理をしない食材(刺身、生菓子、サラダなど)が汚染され、これを食べた場合。
人から人へ  家庭内や介護施設内など、人同士の接触が多いところで嘔吐物や糞便などが飛び散ったようなとき、これらの中のウイルスが直接感染する場合。
どのような食中毒か?  ノロウイルスの付着した食品等を取り込むと、ウイルスが小腸で増殖し、10~72時間(主として24~48時間)後に吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などの急性胃腸炎症状を起こし、2~3日で回復します。
発症するのは人だけで、少量のウイルスを摂取しただけでも発症します。
 ワクチンは開発されていません。また、患者を隔離する必要はありません。
予防方法 食品の衛生的な
取扱い
入念な手洗い、調理器具の洗浄、食品の取扱いなど衛生管理を徹底する。
体調が悪いときは食品を取り扱わない。
十分な加熱調理 二枚貝は、内部を85~90℃で1分半以上加熱しましょう。
二枚貝をフライにする場合は、油温が180℃になってから4分間以上揚げるのが目安です。
二枚貝を生食で食べる際は、生食用である旨の表示や消費期限表示を確認するなどの注意が必要です。
その他 患者の糞便や吐物など、ウイルスを含む汚染物の処理にも注意が必要です。
ノロウイルスによる
食中毒発生状況
(北海道(政令市を含む))
   発生件数(件) 患者数(人)  
平成21年 10 182 確定値
平成22年 13 364 確定値
平成23年 11 182 確定値
平成24年 241 確定値
平成25年 17 757 8月31日現在
 
生活衛生課食品保健係
電話 0154-65-5829
FAX 0154-65-5352

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