庶路ダム建設の目的
『庶路ダム建設の目的』
庶路ダムは『洪水調節』、『流水の正常な機能の維持』、『工業用水(利水)』を目的として建設しました。
■『洪水調節』
一般的に、大雨、台風、急激な融雪等の影響により、大量の流水(洪水等)が発生して、この流水により堤防等が破壊され、農地や市街地を浸水させる等、多大な被害を発生させることがあります。庶路川においても、過去に幾度もの洪水、浸水被害が発生しております。このため、庶路ダムでは、ダム計画地点において、計画高水流量Q=670m3/sの内、Q=470m3/sの洪水調節を行い(ダム湖に流水を貯留)、ダム下流域に発生する洪水を防止、若しくは軽減します。【洪水調節容量V=23,600,000m3内に貯留します】
■『流水の正常な機能の維持』
庶路ダムでは、ダムによりダム湖(貯水池)に貯めている水を一定量放流(維持流量)することにより、河川の水質悪化等の防止、若しくは軽減(水質保全)、河川及び河川周辺の自然環境保全(生態系の維持、保全)や既得利水容量の補給、維持(安定供給)を行います。【利水容量V=6,900,000m3の内、最大V=5,000,000m3を利用します】
■『工業用水道』
庶路ダムは、ダムによりダム湖(貯水池)に貯めている水の放流を行うことにより、『釧路・白糠工業団地』で使用する『工業用水』を日最大でV=11,833m3を上限として行います。ただし、『洪水調節』、『流水の正常な機能維持』に支障を与えないように行われます。【利水容量V=6,900,000m3の内、最大V=1,900,000m3を利用します】
○このページに関するお問い合わせ先
釧路建設管理部事業室事業課治水係
TEL:0154-23-6391(代表)