道有林の仕事

 

 

道有林の仕事


 

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 ここでは、道有林で行われている仕事について紹介します。
 
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道 有 林 に 囲 ま れ た 厚 岸 湖
 
森林管理 
 保安林の指定・解除、火災や事故などを防ぐなどさまざまな管理を行います。
 地域住民の生活と安全を守るための保安林の指定、道有林の土地を公園等に利用する場合の土地の貸し付けや、山火事が起こらないよう住民に予防を呼びかけたり、起こってしまった山火事の消火をしたり、また道有林へレジャー等で入林する方への安全指導等も行っています。

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霧の進入を防ぐ防霧保安林

 
育林事業
 山に木を植えるなどして、活力のある森林に育てていきます。

 人工林は、一定の面積の土地に、ササや雑草を刈り取った後、その土地にあった種類の苗木を植えています。
 道有林の場合は、平均して1ha(100m四方)の中に約1,500
本から2,000本の苗木を植えます。植える木は、ほとんどがトドマツ(針葉樹)ですが、これは、広葉樹に比べ成長が良く、林になるのが早いという利点があるからです。
 一方、天然林では、すき間のあいている箇所に苗木を植えたり、
自然に生えてきた木の周りのササや雑草を刈り取るなどして、成長の手助けをします。

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天然林内に植えられたトドマツ

 
 植えた苗木を順調に成長させるには、まず苗木の成長の障害となるササや雑草を刈る「下刈り」という作業を5年間程度行う必要があります。「下刈り」の次は、植えた木の成長を邪魔するあばれ木やツル類を取り除く「除伐」「つる切り」という作業をします。
 次に、人工林が成長して枝と枝がふれ合うようになると、
「間伐」という間引きをしなければなりません。これは、木の太さや人工林が目標の姿になるまで、何回か繰り返して行います。

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下 刈 り

 このほかに、病害虫の防除や野ネズミなどによる被害を防ぐ作業なども適宜行います。
 
販売事業 
 山の木などの産物を販売します。
 森林を作るためには、混み合っている林を整理したり、老齢化した木を伐採する必要があります。そのような木を木材として有効に利用するために販売しています。また、伐採作業は雇用の場として地域の経済に寄与しています。

syuuzai.jpg 間伐された木を重機により整理

 
治山事業
 山地災害の防止や保安林の機能を高めるため、公共事業により森林のはたらきを保つ施設等を整えています。
 保安林の機能維持に努め、緑豊かでうるおいのある生活の確保のために、保安林の整備を行います。
 また、土砂崩壊などの
災害の防止や、荒れた森林の回復のため、斜面を安定させる施設や、渓流の土砂の移動をおさえる治山ダムなどをつくり、住民生活の安全確保につながる施設整備を行います。

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土砂を安定させる治山ダム

 
森林土木事業 
 森林の管理や整備に必要な林道等をつけたり、その維持や管理をします。
 林道等は、トラックで丸太や苗木、作業機械・器具を運んだり、森林の調査や見回り、森林の整備のために作業をする人たちを運ぶために必要な道路です。
 また、レクリェーションなどで利用する人たちのアクセスルートや、
地域の重要な交通路としても利用されています。

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災害を受け復旧された林道


 
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林道に現れたヒグマ

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