釧路総合振興局長の寺田 宏（てらだ ひろし）です。
「くしろ地域」は、国内屈指の自然公園に恵まれ、品質の高い乳製品や新鮮な海産物のほか、アイヌ先住民の固有文化など、魅力的で優れたポテンシャルを有しています。また、令和６年12月には、道東自動車道の阿寒IC～釧路西IC間が開通し、札幌圏・十勝圏と交通アクセスが向上したことで、観光や物流、ビジネスの拡大が期待されています。
こうした高いポテンシャルを最大限に発揮できるよう、観光資源の発掘や磨き上げを行い、交流・関係人口の創出・拡大を図るとともに、この地域の基盤となる農林水産業を重視しながら、地域の方々が豊かな生活を送り、郷土に愛着と誇りを持てるよう、地域の活性化に取り組んでまいります。また、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震や津波の発生に備えるため、関係機関と緊密に連携し、ハード・ソフトの両面から取組を着実に進め、安全・安心な地域づくりを進めてまいります。
「地域とともに考え行動する」という思いを胸に、地域住民の方々の声を丁寧にお聴きしながら、課題の解決や創意工夫を活かした施策を着実に進め、振興局職員一丸となって「くしろ地域」の振興に取り組んでまいります。
■プロフィール
秋田県横手市出身。北海道大学農学部林学科を卒業後、1991年4月に道庁へ入庁。
約30年間にわたり林業行政に携わる。釧路管内の勤務は初めて。
前任（2025年3月まで）は水産林務部林務局長。
