2025年自給粗飼料生産の振り返り

はじめに

 普及センターでは、4月から9月まで月に2回牧草と飼料用とうもろこしの生育状況を調査しています。今回は、そのデータから2025年の粗飼料生産を振り返ります。

1 気象

・気温は平年よりも高く推移し、4~9月の単純積算気温は平年比120%でした
・6~8月は降水量が少なく、干ばつ傾向にありました
・牧草の萌芽、出穂、収穫および飼料用とうもろこしの播種時期は平年並でした
・高温により飼料用とうもろこしの雄穂抽出および子実の登熟が平年より早く進みました

1 気象 (PNG 75.6KB)

2 牧草

・草丈は平年並に推移しましたが、夏の干ばつにより2番草の再生が緩慢な地域もありました
・ここ数年の猛暑と鹿害によるチモシー衰退で、特に1番草の収量が低下したと考えられます

2 牧草 (PNG 45.6KB)

3 飼料用とうもろこし

・高温により茎葉が大きく伸長しました
・干ばつにより子実が小さく、収量は平年並でした
・9月中旬の強風により露地栽培ほ場で倒伏、折損が発生しました
・折損時に子実が脱落し、サイレージのTDNやでんぷん濃度の低下が懸念されます
・粗飼料分析を行い、成分値の把握を推奨します

3 コーン (PNG 68.5KB)

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