農作業は、事故につながる危険が多く潜んでいます。自分は大丈夫と思っていたのに、
うっかりしたことで、ケガをしてしまった経験はありませんか?
今回は、牛舎作業中の事故事例を紹介します。事故が起きないよう参考にしてください。
<農作業事故(負傷)の発生状況>
<こうして起こった農作業事故>実際の事故について聞きました
事例1(40代男性)
○原因:牛舎内で飼槽清掃作業中、ぬれた飼槽で足を滑らせ転倒し、顔面と右手を地面に強打。
○ケガの状況:肩の腱が切れていた。入院3週間。
○気をつける必要があった点:長靴の更新。靴底をこまめに見て更新する必要があった。
○家族も含め転倒しないよう、価格が高くても滑りにくい長靴の使用とヘルメットの準備も必要かな・・・。
〔対策〕
ヘルメットの着用
滑りにくい靴底の使用
事例2(40代男性)
○原因:牛の乳頭に軟膏を塗ろうとしたところ、牛の後ろ足太ももが左目瞼付近に触れて負傷(内出血)。
○ケガの状況:痛みと腫れが引かないので受診した。医者から、もう少しで失明する危険性もあったといわれた。
○気をつける必要があった点:胴締めで牛の足を固定する必要があった。
○父が農作業から引退し、従事者が減るため、十分注意して作業したい。
〔対策〕
胴締器の使用
この情報は釧路市、白糠町、鶴居村の農業者向けに発出した技術情報です。