発情をしっかり見つけよう
発情をしっかり見つけよう |
近年、乳牛の分娩間隔は延長していて、釧路管内はその傾向が強くなっています(図1)。 |
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図1 分娩間隔の推移 |
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1 発情兆候を見つけていますか |
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発情兆候は数種類あるので、観察して当てはまるものを探しましょう。 (1)スタンディングヒート:他の牛の乗られても動かない、許容する(図2) (2)マウンティングヒート:他の牛に乗る (3)その他の発情兆候:落ち着きがなくなる、陰部の充血・腫脹、粘液が流出する、など |
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図2 スタンディングヒート(左の牛) |
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2 発情予定牛を把握していますか |
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どの牛の発情が近いのか、家族全員がわかるようにしましょう。繁殖管理盤や繁殖カレンダーを使うと、発情の予定が一目でわかります(図3、4) |
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3 発情を見る時間を作っていますか |
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一日の中で発情を観察する時間を決めておきましょう(朝早く、作業の合間、夜寝る前など)。この時間と回数が多いほど発情を見つけやすくなります。 |
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4 発情発見補助具を使っていますか | ||||
発情を見つけるのが難しい場合、フリーストールや放牧であれば、発情予定牛に補助具を活用することを検討しましょう(図5、6)。 (1)テイルペイント:スタンディングヒートがあると塗料がはがれる (2)ヒートマウントディテクター:スタンディングヒートがあると発色する。 |
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