発情をしっかり見つけよう

 

 

発情をしっかり見つけよう


 

 

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発情をしっかり見つけよう 

 

 

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近年、乳牛の分娩間隔は延長していて、釧路管内はその傾向が強くなっています(図1)。
  これが改善され、分娩間隔が短くなれば、乳量の増加、後継牛の確保、泌乳後期の過肥を防ぐなど、多くのメリットがあります。
  分娩間隔短縮のために一番重要なのは、発情をしっかり見つけることです。そのためのポイントを確認していきましょう。

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図1 分娩間隔の推移
(北海道酪農検定検査協会「平成26年度 個体の305日間成績」より) 

 

 1 発情兆候を見つけていますか

    発情兆候は数種類あるので、観察して当てはまるものを探しましょう。
(1)スタンディングヒート:他の牛の乗られても動かない、許容する(図2)
(2)マウンティングヒート:他の牛に乗る
(3)その他の発情兆候:落ち着きがなくなる、陰部の充血・腫脹、粘液が流出する、など

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図2 スタンディングヒート(左の牛) 

 

2 発情予定牛を把握していますか 

    どの牛の発情が近いのか、家族全員がわかるようにしましょう。繁殖管理盤や繁殖カレンダーを使うと、発情の予定が一目でわかります(図3、4)  

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breedingcalendar.jpg breedingboard.jpg 

図3 繁殖カレンダー 

図4 繁殖管理盤 

3 発情を見る時間を作っていますか 

  一日の中で発情を観察する時間を決めておきましょう(朝早く、作業の合間、夜寝る前など)。この時間と回数が多いほど発情を見つけやすくなります。

 
4 発情発見補助具を使っていますか
  発情を見つけるのが難しい場合、フリーストールや放牧であれば、発情予定牛に補助具を活用することを検討しましょう(図5、6)。
(1)テイルペイント:スタンディングヒートがあると塗料がはがれる
(2)ヒートマウントディテクター:スタンディングヒートがあると発色する。
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tailpaint.jpg  hmd.jpg 

図5 テイルペイント 

図6 ヒートマウントディテクター 

 

 

 

 

 

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