投資計画をたてる時に、家族の状況（子供の教育や労働力の変化等）を考慮して考えていますか？それを無視した計画は、家族にしわ寄せがいったり、経営が上手く回らなくなることがあります。わかっているつもりでも、一度ライフサイクルと投資計画や負債の償還状況等を書き出して、これからめざす経営や生活について、家族で話し合ってみませんか？

1　子育て・教育期

　子どもの教育資金等貯金準備期間。
 第1子が高校生以上となる教育後期は、教費膨大期間。早めに教育資金の計画的な貯蓄が必要となります。
経営の投資を考える場合は、年間償還額も合わせて検討しましょう。

表1　生活・経営設計表（記載例）

2　安定期（教育期を終えた家族）

　後継者の育成時期。経営移譲に向けて、いつ、どのように（営農計画作成、経営の対外的代表権、資産の名義変更等）後継者にバトンタッチをするか考えていますか？後継者がいない場合は、今後どのような規模で経営をいつまでやるのか、その後はどのように生活していくのかを考えてみましょう。
 生活・経営設計表は、これからの必要金額を予測でき、ライフサイクルにより労働力の配分や投資時期の検討ができます。是非1度、作成して家族で話し合ってみてはいかがでしょうか？様式を希望される方は、普及センターにお問い合わせ下さい。

過信と不注意、事故の元。農作業事故を防ぐため、心に余裕をもって作業を行いましょう

この情報は、2021年1月に厚岸郡（厚岸町・浜中町）の農業者向けに発出したものです。

釧路農業改良普及センタートップページ＞技術情報のページ