飼料費や資材費高騰、輸入粗飼料不足などで経営が圧迫され、今後も同じ情勢が続くことが予想されるため、粗飼料の品質向上、確保のため草地更新を検討しませんか?
図1は植生調査の結果を農場ごとにまとめ、経産牛1頭当たり所得と比較したものです。
図1 植生と経産牛1頭当たり所得の比較
「所得の高い農家は草地が良い」と聞いたことがありませんか?
全ての草地が良い農場は少ないですが、栄養価の高い牧草から作られたサイレージを乳牛が食べると、乳量が増加することは、皆さんもよく実感されていると思います。
そこで「草地更新をしよう」となりますが、「でも…」がつきまといます。「でも、更新したら草地が足りなくなる」、「でも、更新したらお金がかかる」、「でも、更新しないと草地はどんどん悪くなり、所得は上がらない」、このモヤモヤが堂々巡り…。
今回紹介するソフト「草靡(くさなび)」は、そんな悩みを解決し、草地更新を後押しします。
植生調査から更新実施までの流れ
- 植生調査
- ほ場マップ作成
- 更新計画(図2)
- 更新実施!
草靡(くさなび)とは?
何ができるソフト?
【乳牛頭数】,【草地の面積】,【植生の評価】といった前提条件を入力した上で、草地毎に【更新年】を設定することで、草地更新による一頭当の原物給与可能量と更新経費の変化をシミュレーションできます。
精度の高いシミュレーションが可能!
このソフトは、植生調査による草地の5段階評価がベースとなっています。地元で調べた5段階評価別の牧草収量、植生の経年変化を算出根拠とし、より現実的な結果がでるよう工夫しています。
図2 草靡(くさなび)でのシミュレーション結果
まずはご自身のほ場に立って、牧草がどれほどあるか確認してみてください。
興味のある方は釧路農業改良普及センターまでお問い合わせください。