牛舎内やその通路に不要な物品が放置されると、空気の流れを妨げたり、ネズミなどの害獣の住みかにもなり、牛への健康にも影響を及ぼします。
不要な物の放置で、作業領域が狭くなり農作業機械での作業が思うようにいかないこともあります。また、作業従事者が躓いて転倒する危険性もあります。
このような視点から今回は、不要な物を処分した事例を紹介します。
A牧場:片付けたいな…、いつやろう?
昨年(令和6年)春、牧場で相談し雪解け後に片付けよう!と決めました。しかし、牧場の仕事は日々の業務に加え、牧草やコーンの収穫作業などが次々と発生するため、片付けを始めるタイミングが難しい状況でした。片付けを決断してから約半年が経ち、実際の作業開始は、11月になりました。次の写真は、フリーストール牛舎の通路を清掃する前と清掃後です。
片付けた人手は、経営主夫妻と助っ人3名でした。
【これからが重要!】(牧場内で共有し、工夫してみよう)
1 日頃の清掃を徹底し、牛舎内に不要なものや汚れが溜まらないようにする
2 必要な資材や道具の定位置を決め、使用後は必ず元の場所へ戻す ルールを徹底する
3 定期的に写真撮影をし、現状を「見える化」して確認をする (チェックリストでの管理も有効)