キザミサイレージは、肥料代から燃料費、貯蔵時のシート代までを含めると、生重量1kg当たり11~12円ほどコストがかかっています。この貴重なサイレージの変敗を少なくし、経営上のロスを少なくしましょう。
1サイレージ変敗を少なくするには
雑菌が繁殖しないよう、サイレージに酸素を触れさせないことが第一です。
スタックサイロは、低く細く作りましょう。
2スタックサイロの大小と踏圧密度、発酵品質の違い
厚岸町でスタックサイロの大きさと踏圧密度、発酵品質の違いをみてみました(令和元~2年 JA釧路太田、釧路農業改良普及センター釧路東部支所調べ)。
【撮影地】厚岸町若松 【撮影日】平成30年7月31日
※Vスコア:サイレージの品質を測る指標 酪酸、プロピオン酸、酢酸、アンモニア態窒素含量から判定する。点数が大きいほど良質。
高さが低く、1日の取り出し長を確保できるスタックサイロをつくると、スタックサイロ用地の確保も必要になってきます。
今年は、サイロ用地を確保し、低くスタックサイロを作って、サイレージの変敗防止を図りましょう。
農作業を始める前の声かけを習慣にしましょう。
この情報は、2022年2月に厚岸郡(浜中町・厚岸町)の農業者向けに発出したものです。