令和5年度1番草の栄養価について(サイレージの粗飼料分析結果から)

生育および収穫の状況

平年と比較して、出穂期は平年より3日早い6月13日でした。
収穫作業は、好天が続いたため順調に進み、作業期間は6月15日(収穫始)から7月9日(収穫終)でした。

分析結果を示すグラフの見方

箱ひげ図の見方

図1グラフの見方

図1にグラフの見方を示しました。四角の中には分析結果の半数のデータが含まれており、「箱」が大きいと、結果にバラつきがあることを示しています。箱の中央の線が中央値を示しており、データを小さい順に並べた時に中央に位置する値です。

粗飼料分析結果

標茶町および弟子屈町の、11月末時点で開封されている1番草細断サイレージの粗飼料分析結果、および令和3年・4年との比較についてご報告します。

⑴乾物率

乾物率のグラフ

図2乾物率の比較

令和5年の乾物率の中央値は23.5%で、令和3・4年と比較して高いです。また、乾物率のバラつきが大きい傾向があります(図2)。食い込み量に変化が出る可能性がありますので、飼槽の状態をこまめに確認しましょう。また、乾物率の高いサイレージを食い込むには飲水量の確保も必要です。冬場でも十分な量の水が飲めるよう、水槽・ウォーターカップの掃除や、水場周辺の氷の除去等を行いましょう。

CP(粗蛋白質)

CPのグラフ

図3CPの比較

令和5年のCP率の中央値は11%で、令和3年と比較するとわずかに低いですが、令和4年とは同様です(図3)。

NDF(総繊維)

NDFのグラフ

図4NDFの比較

令和5年のNDF率の中央値は68%で、令和3年・4年と比較して最も低いです(図4)。食い込みやすいサイレージであることから、飼槽が空にならないように給与量を調整しましょう。

今年の1番草給与の際の注意点

粗飼料分析を定期的に実施し、乾物率や栄養成分に変化がないか、確認しましょう。

採食量に応じて粗飼料の給与量を調整するとともに、乳量や乳成分値の変化もチェックし、状況に応じて、濃厚飼料の給与量を見直しましょう。
詳しくは普及センターへご相談ください。

この情報は2024年2月に釧路農業改良普及センター本所地域(標茶町、弟子屈町、釧路町)の農業者向けに発出した情報です。

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