1倒伏被害について
9月の強風により、折損被害が多数発生しました(写真1)。
折損すると子実の落下による収穫量の減少や栄養価の低下だけでなく、土砂が付着してサイレージに混入します。土砂が混入するとカビの発生、不良発酵が起こりやすくなるため対策が必要になります。

写真1倒伏した飼料用とうもろこし
2カビ対策について
カビの侵入が想定される場合には、カビ吸着剤の使用がおすすめです。カビ吸着剤には粘土鉱物系と酵母系があり、それぞれ対応しているカビが違うため、状況によって使い分けてください。
しかし、目に見える大きさのカビ(写真2)を防ぐとことは出来ないため、見つけ次第取り除いてから牛に給与しましょう。
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写真2サイレージのカビ
また、サイレージ原料の乾燥などの影響で踏圧が不足している場合にも、二次発酵やカビが発生しやすくなります。冬であっても取り出し量を20cm以上確保することで、腐敗するスピードよりも消費するスピードが速くなるため変敗やカビ予防になります(図1)。

図1取り出し速度の図
取り出す際には、サイレージの断面がデコボコしていると、空気が侵入しやすく、また空気に触れる面積が増え二次発酵に繋がるため、きれいに取るように心がけましょう(写真3)。
写真3きれいな断面
3カビの確認について
カビが発生しているかどうかは、目視以外にも粗飼料分析値の灰分の項目で推測することが出来ます。灰分が高い場合、特に10%以上の場合にはサイレージ内に土砂が混入してカビの発生に繋がっていることが考えられますので、上記の対策の実施をご検討ください。
飼料設計等のご相談があれば普及センターまで!
この情報は2025年12月に地域(浜中町、厚岸町)の農業者向けに発出した技術情報です。

