忙しいときほど農作業安全に取り組もう!
畑作業も始まり忙しくなる時期になりました。疲れがたまると普段行っている作業でもちょっとしたミスにつながります。
今回は、全道、釧路管内の農作業事故の発生状況と普段から農作業事故防止について確認しましょう
釧路管内の事故について
釧路管内では、毎年200件程度の農作業事故が発生しています(グラフ1)。
全道の振興局別事故発生件数に見てみると、釧路管内が一番高くなっています。他地域を見ると根室や宗谷、日高など畜産地帯で事故が多くなっています(グラフ2)。
作業別では、牛に関わる事故が6割以上になっています。次いで、農業機械での事故、転倒や転落事故が多くなっています(グラフ3)。
日常の作業中の農作業事故防止
搾乳時の事故対策
・牛とパーテーションの間では、挟まれ事故に注意しましょう。
・搾乳後は牛が横臥することが多いです。搾乳が終わった隣の牛の行動にも注意しましょう。
牛の移動時の事故対策
・牛が急に動いた時に避けられるように、逃げ場所の確保や柱や壁と牛の間に立たないように注意しましょう。
・牛が走り出した際にすぐにロープを離せるように、ロープは手に巻かないようにしましょう。
・蹴り癖のある牛を再確認して、真後ろに立たないようにしましょう。
作業者の情報共有
慣れている農場内でも、普段と少し違う状況やいつもと違う作業を行うときは、作業する方みなさんで情報共有しましょう。
時間と体、気持ちに余裕を持って作業しましょう。
(この情報は、2022年5月に厚岸郡(厚岸町・浜中町)の農業者向けに発信したものです。)