令和4年2月17日に、飼料会社4社を講師に招き、「粉ミルク研修会」を行いました。各社20分の講演で、自社の粉ミルクの特徴や冬期間の子牛管理について説明をして頂きました。
研修会には4Hクラブ員の他、農業実習生や役場職員も参加し、「粉ミルクの種類を急に変更しても大丈夫なのか?」、「粉ミルクの嗜好性はどこで決まるのか?」、「現在行っている試験はあるか?」など、多くの質問が出されました。
当クラブでは初めてのオンラインによる研修会でしたが、参加者からは「とても興味深い内容で勉強になった」との声が聞かれ、オンライン活用の有効性も確認でき、とても有意義なものとなりました。
普及センターは今後もクラブ員の農業知識・技術習得のため、支援を行っていきます。
写真1 研修会の様子
写真2 研修会の様子
質問 | 回答 |
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風袋裏に記載された粉○g/Lの意味は? | ・「水1Lに粉○gを入れる」という意味 |
粉ミルクの種類を急に変更しても子牛に影響はないのか? | ・哺乳期前半に高脂肪→離乳間近に低脂肪の試験を実施した時は、問題は無かった |
ミルクの嗜好性はどこで決まるのか? | ・乳蛋白原料の使用有無や含量など ・より乳らしい物を好み、人工的な味は好まないと感じている |
粉ミルク中の油脂の融点は、ミルクをお湯に溶かす時の溶けやすさに関係するのか? | ・製法などでも溶けやすさは変わるので、一概には言えない ・粉ミルクの溶けやすさが消化に直結するかは微妙なところ |