ファームバリューアップ講座「酪農家のチーズ交流会」の開催
釧路農業改良普及センターでは、「酪農家ならではのチーズ作り」を食文化として伝承させるため、11月15日にファームバリューアップ講座を標茶町で開催し、釧路管内から18名の酪農家が参加しました。
参加者の多くが、令和4年にチーズ工房白糠酪恵舎から「モッツァレラチーズ」の作り方を学び、各地域の施設などでチーズ作りにチャレンジしてきました。
今回は、「台所でも作れるチーズを作ろう」をテーマに、チーズセミナーでは、3時間程度で作れる「カチョッタ(1ヵ月熟成)」と「クエン酸を使った時短モッツァレラ」について、失敗しない作り方のポイントを確認しました。
また、チーズ作りが10年以上定着している地域の酪農家3名から、事例報告をいただきました。チーズ作りのきっかけや安定して作れるようになるまでの経過、月2回程度製造している現状、地域への広がりなどが報告されました。
その後、昼食として管内で製造されたチーズや手作りのサンドイッチを味わいながら、各テーブルで活発に交流が深められました。
参加者からは、「色々な作り方があることが参考になった」「回数を重ねる事が大事と感じた」「帰って早速チーズを作りたい」などの感想が聞かれました。
今後は、参加者からチーズ作りの輪が広がり、酪農家の食文化として手作りチーズがより身近なものになるよう、普及センターも支援していきます。
チーズ作りが定着している酪農家の事例報告
美味しいチーズや昼食を囲み話が盛り上がった交流会
釧路管内のチーズ工房で製造されたチーズ7種類の食べ比べ
チーズを使った具材たっぷりの「わんぱくサンド」を昼食として提供