令和6年度植生調査を行いました
釧路農業改良普及センター釧路東部支所では、令和6年5月に重点地域である厚岸町若松・糸魚沢地域で植生調査を行いました。
重点地域は、5年間という期間を定め農業者と重点的に活動を行う地域のことです。若松・糸魚沢地域では、令和3年度から自給飼料生産技術の改善に取り組んでいます。また、植生調査もこの年から行っています。
植生調査は、普及センター職員が3人1組で草地の端から端までを歩き、歩いたルート上に生えている牧草・雑草の割合を判断する調査のことです。草種の判断は、実際に植物の葉の形状などをみて行います。調査は、牧草・雑草の特徴がわかりやすい時期である5月の初旬より始めました。
今年度は、2週間程度で計105ほ場の調査を行いました。また、一部ほ場では農業者が調査に参加しました。
調査の結果は、今後予定している草地勉強会で農業者に伝えるとともに、草地の更新時期を判断するために用いるハザードマップ*作成に活用します。
※ハザードマップとは、地下茎型イネ科雑草の割合を区分した地図です。地下茎型イネ科雑草は、シバムギやリードカナリーグラスといった、牧草と比べ栄養価・収量が少なく、競合力が強い雑草です。
植生調査の様子
草地の様子