令和6年度1番草収量調査を行いました(普及センターの活動③)

令和6年度1番草収量調査を行いました

釧路農業改良普及センター釧路東部支所では、令和6年6月上旬に重点地域である厚岸町若松・糸魚沢地域の84ほ場で1番草収量調査を行いました。
収量調査では、ほ場の中で中庸的な2地点を定め、1㎡の範囲の牧草を鎌を使って草丈10cm程度の刈り取り高で収穫します。こうして収穫した生草の重量を量ることで、ほ場全体の収量を推定します。また、乾物の収量の計測も行いました。
今年度の収量調査の結果、厚岸町若松・糸魚沢地域の生収量の平均は1828(kg/10a)、乾物率の平均は20.6%となりました。過去5年間の平均生収量1984(kg/10a)、乾物率の平均19.6%と比べると、生収量は減少しましたが、乾物率は増加したという結果になりました。これは、高温など、今年の気象条件により生育が順調に進んだことが理由であると考えられます。
収量調査の結果は、農業者に伝えるほか、植生調査の結果と合わせ、草地の更新を推奨する目安として活用していきます。
普及センター釧路東部支所では、良質自給飼料の安定生産に向けて農業者とともに活動を進めていきます。

収量調査の写真

図1.収量調査の写真

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〒088-1365厚岸郡浜中町茶内橋北東31番地

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