令和6年度ファームバリューアップ講座「酪農家のチーズ交流会」を開催
釧路農業改良普及センターでは、令和4年度から「我が家の生乳でチーズを作り食卓を豊かにする」酪農家ならではの食文化の伝承に取り組んできました。その一環として、11月13日にファームバリューアップ講座「酪農家のチーズ交流会」を開催し、チーズ作りに取り組む酪農家と関係者が20名出席しました。
前半のチーズセミナーでは、チーズ工房白糠酪恵舎の井ノ口和良氏から、家庭で作れるサンマルセランチーズの作り方と生乳の特性や管理のポイントを学びました。
また、普及センターから、10月に鶴居村幌呂の農村環境改善センターに併設されている乳製品加工体験室で実施した、ストリングチーズ作りの体験報告を写真や動画で行いました。
セミナー「酪農家ならではのチーズ作りの醍醐味」
試食するチーズの種類と特徴を説明
後半の交流会では、管内で製造された7種類のチーズや体験で製造したストリングチーズ、酪恵舎のチーズを使ったハイジパンを試食しながら参加者の交流を深めました。
参加者から、「チーズに使う菌の種類や温度と時間の管理など理論的に聞く事ができ面白かった」「幌呂の施設は動線や使う器具など機能的で魅力的。作りやすくする考えも大切だと思った」「試食した釧路管内にある工房のチーズはそれぞれに特徴があり、どれも美味しかった」などの感想が聞かれました。
チーズを溶かしてパンに乗せる酪恵舎オリジナルのハイジパン
「一度に沢山の種類のチーズを味わえて嬉しい」と好評
普及センターでは、自家生乳でチーズを作り世代を超えて家族で楽しむ酪農家ならではの食文化が定着することを期待しています。