土壌凍結調査を行いました
普及センターでは12月から毎月2回土壌凍結深調査を行っています。調査地点は、浜中町1カ所、厚岸町2カ所です。
土壌凍結深調査の結果を参考に完全に凍結が抜ける時期を予測することで萌芽期に施肥を行う際に役立てることができます。また、冬枯れの発生状況を確認する際にも役立てることができます。
土壌凍結深調査は、メチレンブルー(青い液体)の入った管を、埋設した塩ビパイプ管(写真1)の中に設置し、溶液の凍った長さ(メチレンブルーは凍結すると透明になります)を計測します(写真2)。加えて、各地点の積雪深の計測を行います。
写真1 埋設した塩ビ管
写真2 凍結管(橙で示した部分が凍結部)
また、今年度の土壌凍結調査の結果は以下の表の通りとなっています。
表1 今年度の土壌凍結調査結果
今年度は、平年と比較して積雪が少なく、土壌の凍結は深く入っています。しかし、気温は高く推移していることがわかりました。そのため、牧草の冬枯れが発生することが考えられます。融雪後は草地を確認しましょう。 また、冬枯れが見られた際の対処については追播を検討してください。その際には普及センターにご相談ください。