11月4日、北海道指導農業士・農業士釧路地区連絡会議が主催する「ニュー・マイスターと語る会」が、標茶町の株式会社エフシーエス酪農部と標茶町コンベンションホールうぃずで開催されました。
「ニュー・マイスターと語る会」は、若手農業者(ニュー)が、経営に関する様々な疑問を指導農業士や農業士(マイスター)と語り合うことを目的に開催されています。今年は、アグリネット946の会員や実習生を含め27名の参加がありました。
現地視察先である株式会社エフシーエス酪農部では、取締役統括部長の松本泰幸指導農業士から、平成24年に酪農部が設立された状況や、古い施設の活用方法、乳牛を管理するうえで牛を第一に考えていることなど、施設を回りながら経営のモットーなどについてお話しいただきました。その後、標茶町コンベンションホールうぃずに場所を移し、ゲノム診断を活用した牛群改良の進め方や、投資判断の考え方について詳しくご説明いただきました。
参加された皆さんからは、「ゲノム診断の結果を踏まえて、牛群に残す個体はどのように選んでいるのか」「搾乳牛舎で使用している牛床の戻し堆肥はどのように管理しているのか」といった具体的な質問が次々と寄せられました。時間いっぱい語り合うことができ、非常に充実した研修会となりました。令和8年1月に行われる冬季研修会では、厳しい情勢が続く中、新規参入者が地域へ定着できるような支援策について関係機関を含めグループ討議を行う予定でいます。
今後も北海道指導農業士・農業士釧路地区連絡会議の会員の皆様とともに地域の担い手の育成に取り組んでいきます。
開会の挨拶をする坂本会長
施設の説明をする松本指導農業士
意見交換会の様子
質問する若手農業者

