釧路管内のクリーン・有機農業

クリーン・有機農業

酪農・畜産の有機農業

令和5年の釧路管内有機JAS認証(有機農業に取り組んでいることの第3者認証制度)取得経営体は10戸(牧草9戸、普通畑1戸)です。栽培面積は令和4年4月時点で計1,032haで、その大部分が牧草地です。また、釧路管内の有機JAS取得面積が全道の有機JAS取得面積6,226haに占める割合は17%です(図1)。

円グラフ、有機認証面積全道中の釧路地域の割合

図1_有機認証面積の全道中に占める釧路地域の割合(%)

市町村別の有機農業取組面積では標茶町、浜中町、釧路市が全国上位となりました(農水省「日本の有機農業の取組面積について」、令和5年9月公開)。

草地主体の酪農畜産地帯である釧路地域は、北海道の有機農業の拡大に貢献しています。

耕種(畑作物・園芸作物)の有機農業

釧路管内には耕種(畑作物・園芸作物)で化学肥料や農薬を使わない農業に取り組んでいる農業者もいらっしゃいます。

耕種有機栽培取組農家の紹介

GAP・農場HACCPなど農業生産工程管理

口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザなど、国内の家畜伝染病のリスクが高まっている昨今、農場の衛生管理のためにGAPや農場HACCPなど農業生産工程管理手法を活用した衛生管理が推奨されています。
また、GAPは農場の環境や生乳など出荷物の衛生管理に加えて、従業員の労務管理や作業安全について取り組むことができるため、従業員雇用など農業人材の確保や育成に活用されています。

釧路管内では酪農家・肉牛農家を中心にJGAP個別および団体での認証取得が進んでいます(表)。また、標茶町では町内の酪農家全戸で農場HACCP(標茶町乳質HACCP)に取り組み、衛生的な生乳を出荷しています。

表_釧路管内の農業生産工程管理など畜産認証制度取得状況(令和5年12月現在)
認証制度畜種認証数
農場HACCP乳用牛2農場(標茶町)、1高等学校(標茶町)
肉用牛1法人の3農場(標茶町、釧路町、鶴居村)
JGAP畜産乳用牛11農場(個別4、団体7)(標茶町、浜中町)
肉用牛2農場(個別)(標茶町)
1農場(個別)(浜中町)
ISO22000乳用牛1農場(釧路市)
有機JAS肉用牛1農場(釧路市)
牧草(自給)9農場(標茶町、浜中町、厚岸町、釧路市、鶴居村)

釧路管内の優良取組事例

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