■おいしさの秘訣は昆布
浜中町は、漁業者の9割以上が昆布漁に従事しており、全国有数の水揚げ量を誇る昆布の町です。
浜中町の昆布は、霧多布湿原や周囲の山林から豊富な栄養が供給されるため、良質な昆布が繁茂しています。
その中でも特に、主である「ナガコンブ」は、ウニの身入りに最もよいとされており、ウニのおいしさの秘訣となっています。
【栄養豊富な浜中町の昆布漁場】
【昆布漁の出漁風景】 【昆布漁の操業風景】
■ウニ完全養殖へのあゆみ
浜中町沿岸では、昭和30年代から潜水ウニ漁業が開始され、昭和50年代には水揚げが年間300トン以上の最盛期を迎えていました。
しかし、昭和60年代の資源の急速な減少を機に、昭和63年(1988年)よりエゾバフンウニの人工種苗が放流されるようになりました。
これに先立ち散布漁協では、放流後のウニがより多く生き残れるように稚ウニを中間育成するようになりました。当初は、災害などによる斃死も発生しましたが、試行錯誤しながら養殖技術を向上させ、平成7年(1995年)には出荷販売を実現させました。
浜中漁業では、浜中湾・琵琶瀬湾において平成13年(2001年)からウニ養殖試験事業に着手し、2年後の平成15年(2003年)に初の水揚げが行われました。
【昆布と一緒に収容される稚ウニ】 【出荷サイズの養殖うに】
■超高級食材の養殖うにをブランド化
浜中町のうに養殖は、養殖かごの中で昆布類のみを食べて成長するため、味や色調といった品質が一定であり、時化で天然ウニの採捕が困難な日でも容易に出荷できる強みから、市場において大変高い評価をいただいており、高値で取引されています。
現在は、関係団体と協力し、「浜中養殖うに」の名称でブランド化を目指した取り組みを行っています。
【うに養殖作業風景(浜中)】 【うに養殖作業風景(散布)】
【水揚げされた浜中養殖うに】 【色調が均一な浜中養殖うに】
★お問い合わせはこちらまで
浜中漁業協同組合 電話番号 0153-62-2121
メールアドレス hamanakagyokyou@white.plala.or.jp
散布漁業協同組合 電話番号 0153-67-2111
メールアドレス gyokyou@jf-chirippu.jp
【関連リンク】
<浜中町>
◎浜中漁業協同組合
住所:浜中町霧多布東1条1丁目21番地
TEL: 0153-62-2121
URL:https://hamanaka-gyokyo.com
◎散布漁業協同組合
住所:浜中町火散布188番地
TEL: 0153-67-2111
URL:https://jf-chirippu.com
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